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感染性心内膜炎はアトピー患者に多いのか?

感染性心内膜炎はアトピー患者に多いのか?

日本心臓財団のHPを見てみよう。

http://www.jhf.or.jp/publish/pro/hint/c7/hint004.html

これによると

一般的に正常な弁の内膜には細菌が定着することはできず、感染性心内膜炎では何らかの傷害を受けた内膜に細菌がコロニー形成をすると言われているそうだ。

更になりやすい人について書かれている。(以下)

□弁膜症や先天性心疾患患者はその最たるもので、逆流ジェットやシャント血流により内膜の傷害を引き起こすため、感染性心内膜炎のリスクが高くなります。実際に感染性心内膜炎症例の50~75%で弁膜症を有していると報告されており、弁膜症の有無は重要な情報です。

□また既に弁膜症に対して手術治療を行われた症例も高リスクとなります。人工弁は感染性心内膜炎を発症しやすいだけでなく、発症した場合の予後は不良であるため特に注意が必要です。

□慢性リウマチ性心疾患、弁の加齢性変化、糖尿病、後天性免疫不全症候群を有する症例や、人工透析患者、薬物常用者なども感染性心内膜炎発症リスクが高いことが知られています。その他、敗血症・菌血症はもちろん、抜歯治療など一過性の菌血症を生じる医療行為も感染性心内膜炎の発症リスクです。

□ただし、上記に挙げたような危険因子が明らかでない症例であっても、感染性心内膜炎を発症する可能性はあります。全ての患者で一度は感染性心内膜炎を疑って、症状や身体所見を確認したいものです。(以上)

アトピー患者もいるんだろうが、そんなにめちゃめちゃ多くは無いということなんだろうか。


数年前の外来小児科学会の一般演題時に、福岡のアレルギー科の先生が「ステロイドを使わなければ死ぬ患者が出る」としつこくしつこく発言した。

確かに、福岡で7か月の赤ちゃんが、オーストラリアでは9か月の赤ちゃんが敗血症で亡くなっている。
が、ちょっと待って!
福岡の赤ちゃんは、死亡時4.3kg、オーストラリアの赤ちゃんは5.3kgだった。
要するに「栄養失調」状態だったということだ。
栄養失調状態だと、感染症に罹りやすく、かかっても症状がはっきり出ないし、だんだん悪化していくのだが、毎日看てると、悪化がわからない。もう、引き返せない時点で気付く。

佐藤小児科では、体重が成長曲線内に入るように、ミルクにしてもらったり、離乳食を早く開始する。
なんども言うが、栄養失調で命を落とした赤ちゃんはいない。

いないと言っても、先ほどの福岡の先生は「必ず死ぬ子が出る」としつこかった。
一般演題の内容以外のことで、ケチをつけるんだよね。

感染性心内膜炎の患者の中のアトピー患者の割合がどの位なのか?それを言わずに、アトピーだから、脱ステしてるから感染性心内膜炎になったというのなら、根拠があるとは言えない。

成人の方でも、脱ステ時、きちんと治療してないと、あっと驚く低アルブミン血症になったという話も聞く。そうなると、栄養状態が悪いということになる。

もう一度言いたい。

まず、最初に「ステロイドありき」という治療しかなされてないことを、ステロイドを塗る医師は見つめ直す必要があるだろう。
そこから始まっている。
ステロイドを止めるのに、想像を絶する経験=生き地獄と、皆表現する=をする。
そういう薬だということを、肝に銘じてほしい。
止めたいという患者に寄り添って援助してほしい。

脱ステをする理由

それでも脱ステをするという患者たちにエールを!

理由は簡単。

「いつまで塗るんですか?」

この質問に答えられるのか?ステロイド塗る医師たちは。

小さいころから「治る」と言われて塗ってきたのに「治らない」
ランクが上がる。プロトピックやネオーラル、更にはデュピルマブ・・・

脱ステの前にはステロイド治療がある。それがどういう結果をもたらしてきたのか?
赤ちゃんの時にステロイド治療をしなければ、成人の治りにくいアトピーと言われている依存症は、激減するだろう。

「成人への移行期医療」なんて、考える必要が無くなる。

更に、脱ステを十把一絡げにしないでほしい。
すべての脱ステ患者を、私たちが診ているわけではない。
診ていない患者の責任までは取れない。
それはステロイド塗る先生たちも同じだ。

定期的な通院をせずに、重大な感染症に罹ってしまう。

それは何故か?

ここまで考えると、
① まず、ステロイドありきという治療が問題
② 効かなくなる患者の存在
  脱ステをやむなくする患者の存在(うまくいくなら脱ステしないだろう)
③ 脱ステを支援する医師や病院が少ないという問題
  近場にそういう医師がいれば、もっと定期受診ができるだろう。

佐藤小児科を受診しているアトピー患者たちで、感染症で後遺症が残った子はいない。
栄養状態をきちんと診ているからだ。
感染症が起こっても早く対応しているからだ。

ステロイドを使う医師たちは、自分たちの成績を示すべきだろう。
プロアクティブ治療がどんな成績かを示すべきだろう。
成人になっても治療を考えないといけない状態なら、考え物だ。

10年前に比べて、「脱ステ」「脱保湿」「脱プロトピック」は、患者の中でも、医師たちの中でも、着実に増えている。


なぜ、良くなったんだろうか?

「なぜ、良くなったんだろうね?」

何故だと思う?

たった1か月で、かなり良くなったよね。

それはね、溶連菌感染症もあったんだけれど、一人で寝かせて、掻くというサービスを止めたことが大きいと思うよ。

あなたの子どもも、一人で寝るって頑張ったんだよね。
偉いなー。

それができない子もいるし、なかなか難しい子もいるのにね。
爪の垢貰いたいぐらい。

アトピーは子どもの問題。
周りがあれこれしないことが大切なんだね。

それができれば、大丈夫!

アトピー覚え書きから  森戸やすみ氏の朝日アピタル記事について

「アトピー覚え書き」

     https://atopicdermatitis.tokyo/


抜粋すると、

『「ステロイドは怖い薬?保湿は必要? 子どもの肌荒れ」というテーマで、朝日新聞デジタルのアピタルというウェブサイトに、2018年5月29日付で次の記事が掲載されました。著者は小児科医の森戸やすみ氏です。』

(森戸やすみ氏は、ペンネームみたいですね。http://profile.hatena.ne.jp/yasumi-08/)

勿論、ステロイド礼賛記事です。覚書の著者は、今までスルーしてきたのだけれども、あまりのひどさに記事を書かれました。

森戸氏は「ステロイドは50年以上前からある薬で、安全な使い方や副反応の出る使い方はもうわかっているものです。」と書かれています。
覚書の著者は「本当にわかっているのなら、今すぐにでもアトピー性皮膚炎診療ガイドラインを改訂して、「副作用の出ないステロイドの使い方」の章を設けて掲載すべきです」と書いています。

更に、森戸氏は『「ステロイドにはとてもデマが多く、「使っているとどんどん強い薬にしないと効かなくなる」とか、「体にたまってデトックスが必要になる」、「ステロイドは毒だ」というものまであります。こうした説を掲げ、「脱ステロイド」をめざす人たちもいます。』
が、標準治療派の先生方も「効果減弱」を認めているんですね。

その他、森戸氏は、根拠も示さずに「断言」しています。覚書を読んでいただいたら、わかります。

それならば、森戸氏は、ご自分の治療成績を公表すべきでしょう。

2015年の外来小児科学会で、東京成育医療センターのドクターが、外来患者へのアンケートで「ステロイドへの不安度調査」をしたことを発表されていました。
そこでは患者の親御さんの8割が「ステロイドに対する安心感を必要とした」ということです。再診患者は5年から10年治療しているそうで、不安があるということは「うまくいってない」ということだと思います。
同病院のアレルギー科の大矢先生のネット講演を聞くと、「寛解導入は簡単だが、減量維持は難しい」と言われていて、プロアクティブ治療でのコントロールが難しいことがわかります。

森戸先生が、「安全な使い方」がわかっているのなら、勿論、ご自分の病院での素晴らしいデータを公表していただき、全国に知らせることが必要でしょう。

いつも思うのですが、匿名で発信するドクターについては、あまり信用しないことにしています。
自信があれば、堂々と発信すればいいと思います。

脱ステロイドは宗教か?

「脱ステロイドは宗教だ」という医師たちがいる。

ふーん・・・
じゃあ、高額なお布施貰おかな((笑))
お布施どころか、最初の説明に1時間半ぐらいかけてるけれど、診察料だけだもんね。

こういう医師たちには、何を言っても通じない。考えてみようということを拒否してしまっている。

ちょっと思い出した。

ずいぶん前、心疾患があったあとぴっこの件で、どこの病院だったか忘れたけれど、手術の際に、輸液ルートを首と鼠蹊部からと、2か所からとるという件で、そこの小児科医に電話した。その話の中で、この「宗教」と言う言葉が、その医師から出たんだけどね。
ちょっと突っ込もうかなと思った。「私です」ってね。おかしかったー。言ってる本人は、私が「宗教家だ」とは思わなかったんだろうね。
結局、予備のために2か所からとるということなので、患者さんには仕方ないねってお話しした。心疾患の手術となると、深部への細菌感染は避けなければいけない。

プロアクティブ治療をされている小児科の先生方に聞きたいなー。
「うまくいってますか?」って。

うまくいかないと感じてる先生方多いのと違うかなーと、思ってみたり・・・
ステロイド依存に陥る子どもは一定数いるので、うまくいかない。
その時に、ランクを上げずに、徐々に減量していけば、止めることができて、結局きれいになる。
プロフィール

佐藤美津子

Author:佐藤美津子
FC2ブログへようこそ!
赤ちゃんや子どものアトピー・乳児湿疹にステロイドを使わない治療をしています。連れ合いと共に広めていきたいと思います。
出身は和歌山、梅で知られているみなべ町。大学入学後、大阪に移り住みもうすっかり大阪人。

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