FC2ブログ

不適切な民間療法での栄養障害

不適切な民間療法の結果、栄養障害を起こした2例
が、また話題になっている。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/arerugi/63/3-4/63_KJ00009515210/_article/-char/ja/
のP-179

1人はプルーンエキスを塗り、内服し、過度の食事制限を行っていた。1歳8か月で歩行できず、クル病も合併。ステロイド治療。
もう1人は、プルーンサプリメントで治療し、7か月で心肺停止で死亡。

後者は、福岡の生後7か月のアトピー児が、手かざしと言う方法で治療していたが、敗血症で亡くなったという事例と共通する。
この福岡の赤ちゃんは、母乳のみで体重は4.3kgと言う低さだった。この飽食の日本で、こういう赤ちゃんがいるということが、当初、私たちには信じることができなかった。が、1歳で5kgと言う低体重のアトピー児が、2人続いた時、「こういう赤ちゃんが日本全国にいる」のではないかということを強く確信した。この福岡の赤ちゃんは、全国の児相で「虐待」として共有されている。

栄養失調状態になると、感染症に罹りやすくなる。感染症に罹っても、もともと状態が悪いからわからない。徐々に悪化していくのだが、それも分からない。福岡の赤ちゃんも、後者の赤ちゃんも、もう引き返せない事態になって、初めて気づく。

栄養失調が死亡する大きな原因だ。

私たちは、アトピーの赤ちゃんがすくすくと成長することが治癒を導くという話を、あちこちで話しているが、今もなお、こういう赤ちゃんが絶えない。

アトピーがあっても、すくすく成長する。アトピーのために成長できないわけではない。
重症児はミルクにし、10%濃い濃度で飲ませる。4か月から離乳食を開始し、5か月には3回食べさせる。

阪南中央病院に入院した4.5か月のアトピー児は、おもゆ、野菜2種類、タンパク質2種類=計200gを、1日2回完食した。

佐藤小児科から阪南中央病院に紹介した子どもで、入院後も食べず飲まずで、命にかかわる事態になり、やむなくステロイド外用を行った1歳過ぎのアトピー児がいた。Ⅳ群ステロイドを5倍に薄めて使用し、1か月で終了した。
塗る場合でも、プロアクテイブ治療はしない。

この子は2歳で体重が、3歳で身長が成長曲線に入った。昨年は1年生になった。
アトピーに悩まされずに、発達も心配ない状態だ。

命にかかわる場合は使わざるを得ない。
しかし、この子も、脱ステロイドをした時に、私たちにつながっておれば、おそらく命の危機に瀕することは無かっただろう。

「ステロイドを使いたくない」と言う親の気持ちにステロイド治療派は答えられるのか?
答えられない限り、こういう栄養失調の赤ちゃんが、感染症等で無くなる事態は、おそらく無くならないだろう。

ステロイドを使わない治療を選ぶなら、アトピー児にとって「栄養」が非常に大切だということ。

そのためには、もっともっと、広めていこう!何が大事かを!

2人の赤ちゃんのご冥福を祈る。
プロフィール

佐藤美津子

Author:佐藤美津子
FC2ブログへようこそ!
赤ちゃんや子どものアトピー・乳児湿疹にステロイドを使わない治療をしています。連れ合いと共に広めていきたいと思います。
出身は和歌山、梅で知られているみなべ町。大学入学後、大阪に移り住みもうすっかり大阪人。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
FC2カウンター