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良くなってるよ!感染症は?アレルギー説は? 第4回兵庫きらきらぼし 2012年5月27日

第4回兵庫きらきらぼし 2012年5月27日

 気持ちの良い日曜日、12組のあとぴっ子たちが集合しました。
広島からの方は残念調子が悪くて来れなかったようです。またの機会に是非ご参加ください。

 リピーターもおられて、前回より良くなっている姿をみるとうれしいですね。

今回は自己紹介の後、質問を受け、その後0歳と1歳以上で話し合いました。

細菌感染症にしょっちゅう罹っているが、どうすればいいかという切実な質問。

 確かに当院でも治ったーと思った瞬間また感染症!湿疹は悪くなるから気になりますね。早めに抗生物質を飲む、保湿OKなら、抗生物質を塗る。この対処でなんとなく(これでは回答になってない?)出なくなっていきます。あまり心配しなくても大丈夫ということです。感染がしょっちゅう起こる時は、入浴日には石鹸で洗ったり、石鹸だとかさかさがひどくなる場合はお湯で丁寧に洗ったり、試行錯誤です。標準治療医はよく言います、「ステロイドを塗らないと感染症になるよ」と。皆さんもこう言われて脅かされたと思います。じゃー、ステロイドを塗ったら感染症にはならないの?と聞きたくなります、答えはNOです、もちろん!

新居に引っ越しした後アトピーが発症したのだがという質問。

 今はシックハウスの原因物質はかなり規制されていますが、もしかしたら微量でも影響を与えたか、あるいは引越しというストレスとか他の要素もあるかもしれないです。でも、原因は何かと考えるより、今からどうするかということだと思います。


除去を続ける中で、食べることに関してこだわってしまう子どもがいました。

 当院に受診される方の中にも同じような方がいらっしゃいます。とにかく子どもが自分で食べないと決めてしまっているのです。中には極端な食内容の子も。
 このような事態にならないためには、アトピーがあるからという理由でのアレルギー検査はせずに、反応をみながら増やすというやり方で食べさせていき、又蕁麻疹ぐらいなら0歳の時点で少量から徐々に増やしていって食べることができるようにしていくことが大切だと思います。
 0歳の時になんでも食べさせてみるということは子どもにとっては大切です。しかし、こだわってしまった場合は、大きくなるにつれ親が説得すれば聞くようになると思うし、反応が出ない分は分からない方法で食べさせていくことしかないのかも。
 アレルギー検査の弊害が子どもの食に非常に悪影響を与えていると思います。アトピーはアレルギーとは無関係ですので、アレルギー検査はする意味がありません。当院ではしていません。それで困ることは何もありません。
 乳児期の栄養の問題については、大阪堺のきらきらぼしの報告でも書きましたが、栄養の問題は幼児期、小学生でも栄養が大きな意味を持っています。
 最近受診したステロイド不使用の幼児ですが、アトピーが悪くなってしまいました。うーんと言いたくなるほどの悪化です。聞くと、遊んでいない、母親の後ろをついてぐずぐず言いながら搔いている状態。他院を受診した時に貧血を指摘され、その検査も兼ねて血液検査をすると、低蛋白、低アルブミンが判明しました。聞くと食生活の問題が分かってきました。朝食での蛋白質不足、保育所から帰宅後お菓子を与えている。ここを改善してもらうようにお願いしました。
 随分前に小学生で脱ステした子どもは、母親に食へのこだわりがあり、蛋白質は大豆中心で皮膚は悪い状態でした。定期的な受診はありませんでしたが、予防接種で何年後かに受診した時には、もうなんでも食べさせておられました。皮膚は乾燥していましたが以前よりもぐんと良くなっていました。食べることは本当に大切だということが心に響きます。もっともっと伝えなくてはと思います。

 ステロイドを使いさえしなければいいということではなく、食生活、日常の生活も治すためには大事だということです

 最後に皆さんメルアドの交換です。これからお友達になってくださいね。

         次回は7月29日です。皆様のご参加お待ちしています。
プロフィール

佐藤美津子

Author:佐藤美津子
FC2ブログへようこそ!
赤ちゃんや子どものアトピー・乳児湿疹にステロイドを使わない治療をしています。連れ合いと共に広めていきたいと思います。
出身は和歌山、梅で知られているみなべ町。大学入学後、大阪に移り住みもうすっかり大阪人。

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