2009年9月20日 埼玉講演会レポート(食事の重要性)
佐藤小児科の佐藤と申します。よろしくお願いします。
子供にステロイドを使わなければ、成人型アトピー患者さんっていうのは出てこないと思うんですね。今はどこにいってもステロイドを使わないと治らないと言われるんで、子供に対して湯水のようにステロイドが使われています。atopicの活動を通じて子供にステロイドを塗らないで治療をする状況を作っていきたいというので、講演させていただいております。よろしくお願いします。
食事の重要性
子供のアトピーの方で、食事が非常に大事だということをこの間、何人かの患者さんで経験しましたので、お話ししたいと思います。
大人の方でも皮膚を治すのにはカロリーが必要なんですね。特にタンパク質が必要だと、先ほど連れ合い(佐藤健二先生)が話したと思うんですけども、ミルクの赤ちゃんの場合は量をきっちり飲んでいるのでいいんですけれど、母乳の赤ちゃんが問題になるかなと思うんです。母乳の赤ちゃんに対しては、お母さんに多めにタンパク質をとっていただいて、母乳のタンパク濃度を高めていただいて、しっかり栄養価の高いおっぱいを飲ませてもらいます。お母さんの食物制限は一切していません。
子供の体重が増えていれば、カロリーは足りているということです。最近ではちょっと重症のアトピーの子供さんが来られたら、体重が増えているかどうかを診ていきます。
で、離乳食のポイントです。体重が順調に増えていればいいんですけれど、なかなか増えなくなってしまう赤ちゃんもいるんですね。で、早めに離乳食を食べさせてもらう場合があります。
まず、固めの離乳食を食べさせてもらうようにしています。水分量を減らしてカロリーをとるということで例えばお米をごはんにするのとおかゆにするのとでは同じカロリーをとるにしてもおかゆにするとたくさんとらないといけないんです。で、水分量も増えます。
もう1つ、しっかり味をつけておいしくして食べさせてもらうようにしてます。これが今のお母さんたちが作る離乳食では、味をつけないっていうのが保健所とかひよこクラブとかの離乳食のところを見るとダシの味だけで味をつけているということになってて、すごくおいしくないんですね。それでこれを言うんですが、なかなかおいしく味をつけて離乳食を作ってくださるお母さんたちは少ないです。子供は素材の味だけでは食べないんです。塩、砂糖、醤油とかで味をつけて大人が食べても、例えばお母さんが残ったのを1か月食べても大丈夫ですかって最近は聞くようにしてるんですけども、そういうふうなおいしいものをあげてほしいんです。保健所へ行って聞かれたお母さんの中には味の濃い食べものをあげてしまうと、どんどん味が濃くなるという方もいらっしゃいました。でもそれはどんどん味を濃くしなければいいわけですよね。私たちそんな塩をいっぱい入れたものを食べてはいないと思うんですよね。
タンパク質は大豆、白身魚、鶏ささみからあげていただいたらいいかなというふうにお話ししています。これらのタンパク質でアレルギー反応が起こった方は私のところではおられないです。
食べることでよくなった赤ちゃんを紹介させてもらいます(写真は掲載不可のためご了承ください)。
この子はステロイドは一切使っていません。生後3か月くらいからほっぺたにじゅくじゅくする湿疹が出てきました。4か月になり、だいぶ顔全体に広がってます。手足と体にもあるんですが。
で、体重を測っています。1週間で6425gが6390gでちょっと減りました。それでミルクを追加しています。でも母乳の赤ちゃんなのでミルクをあまり飲まないんですね。仕方ないから4か月なんですが離乳食をちょっと食べさせていってくださいねって頼むと、5か月の時点で体重がだいぶ増えましたけど、もうミルクもこの時点では最初は1日に50ccくらいしか飲まなかったんですが、400ccくらい飲んで、お豆腐やおかゆも食べています。
このあと、だいぶきれいになってますよね。この生後6か月の時点の前の2週間、ちょうどゴールデンウイークだったんですが、朝はパン、昼は麺類、晩はごはんというふうにしっかり食べるようになったんですね。この2週間で体重が460g増えました。
だから子供が成長するにはカロリーが必要。タンパク質とカルシウムが必要ということになるんですが、成長にもう十分まわりすぎるくらいまわったし、皮膚にもまわったということです。ほんとは7か月できれいになったんですけども、ちょっと写真が悪いんで9か月の写真を出してます。まったく何もない、きれいになっています。もうこの10月でこの子4歳になりますけれど、何にもありません。
こういう子供さんのように食べると急激に良くなる子供さんが時々いらっしゃるんですね。そういうことで、食べることはすごく大事だなって思ってたんです。
この方の4か月半での血液検査です。好酸球が46%、普通大体6%以下です。IgEの値が3044、タンパク質が3.9g、IgEのRASTは卵白が100以上、牛乳、大豆、小麦、米も出てます。検査したものは全部でました。この検査は別に私のところでしたわけではなくて別の病気で入院された時にそこでしてもらったんですね。でも先ほどお話ししたように、生後4か月のときにすでに普通のミルクを飲んでいました。卵についても8か月で食べさせてくださって、特に即時型の反応は何も出ていません。今も食べています。
こういうことで今年もですね、ちょうど7ヶ月間半くらい体重が増えてなかった赤ちゃんがいらっしゃったんですが、ちょうど2月に、1歳前にステロイドを止めてこられた方なんですね。止めてこられて、顔はもうじくじくになってるわけですけれど、しっかり食べさせていただいたらそのうちよくなるだろうと思ってたんですが、お母さんもしっかり食べさせてますっておっしゃるんですね。でも、実は10月の末から考えてみたらほとんど体重が増えてなかったんです。食べさせてるっておっしゃるんで、それ以上そのお母さんに対して、体重が増えてないんだからほんとは食べてないんじゃないのっていうふうなことはとてもじゃないけど言えない。そういうことで、私のところに栄養士さんが2か月に1回、わいわいトーク(栄養相談)で来てくださってる方がいるんですけども、その方に実際家に出向いていただいて、そこで料理を一緒に作ってもらうということをしました。
この出前料理教室、もちろん有料なんで申し訳ないんですが、栄養士が直接自宅に行って料理を一緒に作ります。一緒に食べて一緒に片づけてじっくり話を聞いてくださいます。で、そうするとおいしくないんですね、やっぱり。さっき話をさせていただいたように、味をつけてないんです。このお母さんにも味をつけてねって言ってたんですが、非常に薄い味だったんですね。そうするとおいしくないから食べないんで、おなかがすきます。機嫌が悪い。だからかえって夜も寝ません。2時間おきに起きて、掻きむしってたそうです。で、子供の好き嫌いに振り回されて親が疲れて遊んでやれないこととか、そういうようないろんなことがわかってきました。
お母さんの経験されたことを、体験談として書いていただきましたので紹介させていただきます。
「美津子先生がしっかりごはんを食べさせて体重を増やすことが大事って言ってたんで、そういうふうに聞いていたけれど、たくさん食べさせていると思いこんでいたし、本当はこれ以上どうやって食べさせるかわからなかった。」
「夜は2時間ごとに目が覚めて、顔や体を掻くので、朝になると布団やシーツが汁と血でドロドロの状態で親は不安でいっぱいでした。肌の状態を周囲に言われるのがつらく、買い物にも車で行き、スーパーでさっさと済ませて誰ともしゃべらずに帰ってきました。公園にも人のいない時間帯を選んで行っていました。そんな毎日を過ごしていました。」
で、この方私が食べさせないといけないって言ってたんで、パンを買い置きしてですね、子供がぐずるとすぐにパンをあげてたんですね。ですからやっぱりおなかがすかない間にパンをあげてたんで、非常に子供さんとしてもいつもイライラした状態だったと思います。
「このときは、ごはんの前の3時間ほどは子供がぐずってもすぐにパンを渡さないでおなかをしっかり減らしてからおいしく作ったごはんを出しました。これが大切だったと思います。子供と一緒に食べたらパクパクと驚くほどよく食べました。栄養士の先生はごはんのあと、子供に片づけを手伝うように声をかけました。すると、よちよちとお茶碗を持ちながら台所に運んでいって、とてもうれしそうな笑顔を見せました。」
おそらく、お母さんもとてもしんどかったし、子供もおなかもすいてるしとてもしんどかったと思うんですね。痒いし。だから、こういうふうな笑顔がほとんど日常的には出なかったんだろうなと思います。
「私は今まで子供に何もさせていませんでした。食べる時もスプーンで子供の口まで持って行くのが当たり前と思っていたのですが、手づかみで食べるのがとても楽しそうでした。食べる量だけではなく、食べさせ方も大切なのだとわかりました。何でもかんでも親がやり過ぎていました。子供からできることを奪っていたのです。子供の積極性を引き出すことが大事だったということです。」
「渡辺先生(栄養士の方)に料理を教えていただいた日の夜から私たちの生活が変わりました。しっかり食べてくれるようになって夜は4時間以上連続で寝るようになりました。母親の心のストレスは子供に影響を及ぼしているということ。生活リズムを整えておいしい食事を作って、愛情をたっぷり与えるということが大切だということがわかりました。その後1週間、良く食べ、よく寝る生活が続き、生活のリズムを整えると肌が乾燥して皮膚の状態がよくなってきました。また、それまでいつも足元にくっついていたのがおなかがいっぱいになると1人で遊ぶようになり、体重も増え、力も強くなりました。」
で、このあとの経過です。このお母さんは子供さんの状態をよく観察されていて、栄養士さんに行っていただいてから3週間後、かさぶたが細かくなってきたというふうにおっしゃってます。2か月半後、体重が600gですが増えました。大体8kgになっていました。で、その時点では、湿疹は背中に軽度残るのみとなっています。
で、現在料理教室の参加者は10人ちょっと。で、不参加時のの料理を相互に教え合ったりとか、同じ悩みを持った友達のつながりができてきました。やはりアトピーの子供さんを持たれたお母さんたちというのはほんとに孤独というか、家から出れないという方もたくさんいらっしゃると思うんですね。で、こういうふうに同じ経験をされた方たちが集まると非常に気持ちが楽になるということで、こういう活動を今後も継続して続けていけたらと思っています。ご清聴ありがとうございました。
子供にステロイドを使わなければ、成人型アトピー患者さんっていうのは出てこないと思うんですね。今はどこにいってもステロイドを使わないと治らないと言われるんで、子供に対して湯水のようにステロイドが使われています。atopicの活動を通じて子供にステロイドを塗らないで治療をする状況を作っていきたいというので、講演させていただいております。よろしくお願いします。
食事の重要性
子供のアトピーの方で、食事が非常に大事だということをこの間、何人かの患者さんで経験しましたので、お話ししたいと思います。
大人の方でも皮膚を治すのにはカロリーが必要なんですね。特にタンパク質が必要だと、先ほど連れ合い(佐藤健二先生)が話したと思うんですけども、ミルクの赤ちゃんの場合は量をきっちり飲んでいるのでいいんですけれど、母乳の赤ちゃんが問題になるかなと思うんです。母乳の赤ちゃんに対しては、お母さんに多めにタンパク質をとっていただいて、母乳のタンパク濃度を高めていただいて、しっかり栄養価の高いおっぱいを飲ませてもらいます。お母さんの食物制限は一切していません。
子供の体重が増えていれば、カロリーは足りているということです。最近ではちょっと重症のアトピーの子供さんが来られたら、体重が増えているかどうかを診ていきます。
で、離乳食のポイントです。体重が順調に増えていればいいんですけれど、なかなか増えなくなってしまう赤ちゃんもいるんですね。で、早めに離乳食を食べさせてもらう場合があります。
まず、固めの離乳食を食べさせてもらうようにしています。水分量を減らしてカロリーをとるということで例えばお米をごはんにするのとおかゆにするのとでは同じカロリーをとるにしてもおかゆにするとたくさんとらないといけないんです。で、水分量も増えます。
もう1つ、しっかり味をつけておいしくして食べさせてもらうようにしてます。これが今のお母さんたちが作る離乳食では、味をつけないっていうのが保健所とかひよこクラブとかの離乳食のところを見るとダシの味だけで味をつけているということになってて、すごくおいしくないんですね。それでこれを言うんですが、なかなかおいしく味をつけて離乳食を作ってくださるお母さんたちは少ないです。子供は素材の味だけでは食べないんです。塩、砂糖、醤油とかで味をつけて大人が食べても、例えばお母さんが残ったのを1か月食べても大丈夫ですかって最近は聞くようにしてるんですけども、そういうふうなおいしいものをあげてほしいんです。保健所へ行って聞かれたお母さんの中には味の濃い食べものをあげてしまうと、どんどん味が濃くなるという方もいらっしゃいました。でもそれはどんどん味を濃くしなければいいわけですよね。私たちそんな塩をいっぱい入れたものを食べてはいないと思うんですよね。
タンパク質は大豆、白身魚、鶏ささみからあげていただいたらいいかなというふうにお話ししています。これらのタンパク質でアレルギー反応が起こった方は私のところではおられないです。
食べることでよくなった赤ちゃんを紹介させてもらいます(写真は掲載不可のためご了承ください)。
この子はステロイドは一切使っていません。生後3か月くらいからほっぺたにじゅくじゅくする湿疹が出てきました。4か月になり、だいぶ顔全体に広がってます。手足と体にもあるんですが。
で、体重を測っています。1週間で6425gが6390gでちょっと減りました。それでミルクを追加しています。でも母乳の赤ちゃんなのでミルクをあまり飲まないんですね。仕方ないから4か月なんですが離乳食をちょっと食べさせていってくださいねって頼むと、5か月の時点で体重がだいぶ増えましたけど、もうミルクもこの時点では最初は1日に50ccくらいしか飲まなかったんですが、400ccくらい飲んで、お豆腐やおかゆも食べています。
このあと、だいぶきれいになってますよね。この生後6か月の時点の前の2週間、ちょうどゴールデンウイークだったんですが、朝はパン、昼は麺類、晩はごはんというふうにしっかり食べるようになったんですね。この2週間で体重が460g増えました。
だから子供が成長するにはカロリーが必要。タンパク質とカルシウムが必要ということになるんですが、成長にもう十分まわりすぎるくらいまわったし、皮膚にもまわったということです。ほんとは7か月できれいになったんですけども、ちょっと写真が悪いんで9か月の写真を出してます。まったく何もない、きれいになっています。もうこの10月でこの子4歳になりますけれど、何にもありません。
こういう子供さんのように食べると急激に良くなる子供さんが時々いらっしゃるんですね。そういうことで、食べることはすごく大事だなって思ってたんです。
この方の4か月半での血液検査です。好酸球が46%、普通大体6%以下です。IgEの値が3044、タンパク質が3.9g、IgEのRASTは卵白が100以上、牛乳、大豆、小麦、米も出てます。検査したものは全部でました。この検査は別に私のところでしたわけではなくて別の病気で入院された時にそこでしてもらったんですね。でも先ほどお話ししたように、生後4か月のときにすでに普通のミルクを飲んでいました。卵についても8か月で食べさせてくださって、特に即時型の反応は何も出ていません。今も食べています。
こういうことで今年もですね、ちょうど7ヶ月間半くらい体重が増えてなかった赤ちゃんがいらっしゃったんですが、ちょうど2月に、1歳前にステロイドを止めてこられた方なんですね。止めてこられて、顔はもうじくじくになってるわけですけれど、しっかり食べさせていただいたらそのうちよくなるだろうと思ってたんですが、お母さんもしっかり食べさせてますっておっしゃるんですね。でも、実は10月の末から考えてみたらほとんど体重が増えてなかったんです。食べさせてるっておっしゃるんで、それ以上そのお母さんに対して、体重が増えてないんだからほんとは食べてないんじゃないのっていうふうなことはとてもじゃないけど言えない。そういうことで、私のところに栄養士さんが2か月に1回、わいわいトーク(栄養相談)で来てくださってる方がいるんですけども、その方に実際家に出向いていただいて、そこで料理を一緒に作ってもらうということをしました。
この出前料理教室、もちろん有料なんで申し訳ないんですが、栄養士が直接自宅に行って料理を一緒に作ります。一緒に食べて一緒に片づけてじっくり話を聞いてくださいます。で、そうするとおいしくないんですね、やっぱり。さっき話をさせていただいたように、味をつけてないんです。このお母さんにも味をつけてねって言ってたんですが、非常に薄い味だったんですね。そうするとおいしくないから食べないんで、おなかがすきます。機嫌が悪い。だからかえって夜も寝ません。2時間おきに起きて、掻きむしってたそうです。で、子供の好き嫌いに振り回されて親が疲れて遊んでやれないこととか、そういうようないろんなことがわかってきました。
お母さんの経験されたことを、体験談として書いていただきましたので紹介させていただきます。
「美津子先生がしっかりごはんを食べさせて体重を増やすことが大事って言ってたんで、そういうふうに聞いていたけれど、たくさん食べさせていると思いこんでいたし、本当はこれ以上どうやって食べさせるかわからなかった。」
「夜は2時間ごとに目が覚めて、顔や体を掻くので、朝になると布団やシーツが汁と血でドロドロの状態で親は不安でいっぱいでした。肌の状態を周囲に言われるのがつらく、買い物にも車で行き、スーパーでさっさと済ませて誰ともしゃべらずに帰ってきました。公園にも人のいない時間帯を選んで行っていました。そんな毎日を過ごしていました。」
で、この方私が食べさせないといけないって言ってたんで、パンを買い置きしてですね、子供がぐずるとすぐにパンをあげてたんですね。ですからやっぱりおなかがすかない間にパンをあげてたんで、非常に子供さんとしてもいつもイライラした状態だったと思います。
「このときは、ごはんの前の3時間ほどは子供がぐずってもすぐにパンを渡さないでおなかをしっかり減らしてからおいしく作ったごはんを出しました。これが大切だったと思います。子供と一緒に食べたらパクパクと驚くほどよく食べました。栄養士の先生はごはんのあと、子供に片づけを手伝うように声をかけました。すると、よちよちとお茶碗を持ちながら台所に運んでいって、とてもうれしそうな笑顔を見せました。」
おそらく、お母さんもとてもしんどかったし、子供もおなかもすいてるしとてもしんどかったと思うんですね。痒いし。だから、こういうふうな笑顔がほとんど日常的には出なかったんだろうなと思います。
「私は今まで子供に何もさせていませんでした。食べる時もスプーンで子供の口まで持って行くのが当たり前と思っていたのですが、手づかみで食べるのがとても楽しそうでした。食べる量だけではなく、食べさせ方も大切なのだとわかりました。何でもかんでも親がやり過ぎていました。子供からできることを奪っていたのです。子供の積極性を引き出すことが大事だったということです。」
「渡辺先生(栄養士の方)に料理を教えていただいた日の夜から私たちの生活が変わりました。しっかり食べてくれるようになって夜は4時間以上連続で寝るようになりました。母親の心のストレスは子供に影響を及ぼしているということ。生活リズムを整えておいしい食事を作って、愛情をたっぷり与えるということが大切だということがわかりました。その後1週間、良く食べ、よく寝る生活が続き、生活のリズムを整えると肌が乾燥して皮膚の状態がよくなってきました。また、それまでいつも足元にくっついていたのがおなかがいっぱいになると1人で遊ぶようになり、体重も増え、力も強くなりました。」
で、このあとの経過です。このお母さんは子供さんの状態をよく観察されていて、栄養士さんに行っていただいてから3週間後、かさぶたが細かくなってきたというふうにおっしゃってます。2か月半後、体重が600gですが増えました。大体8kgになっていました。で、その時点では、湿疹は背中に軽度残るのみとなっています。
で、現在料理教室の参加者は10人ちょっと。で、不参加時のの料理を相互に教え合ったりとか、同じ悩みを持った友達のつながりができてきました。やはりアトピーの子供さんを持たれたお母さんたちというのはほんとに孤独というか、家から出れないという方もたくさんいらっしゃると思うんですね。で、こういうふうに同じ経験をされた方たちが集まると非常に気持ちが楽になるということで、こういう活動を今後も継続して続けていけたらと思っています。ご清聴ありがとうございました。
テーマ : アトピー・アレルギー
ジャンル : ヘルス・ダイエット